2010年02月17日

64 ビット版 AviSynth 2.5.8 非公式ビルド

http://forum.doom9.org/showthread.php?p=1374605#post1374605

説明

  • SEt 氏による AviSynth 2.5.8 のマルチスレッド対応ビルドを Intel C++ Compiler (icc) 11 を使って 64 ビット版としてコンパイルしたもの。
  • マルチスレッド対応版をベースにしているため、SetMTMode() も、MT() も使える(MT() の利用には、同じ場所で配布されている MT.dll が必要)。
  • JoshyD 氏による非公式ビルド。
  • DirectShowSource プラグイン、DeviL ライブラリ等も同梱。
  • 動作確認されているもの:
    • VirtualDub64
    • 同梱されている DirectShowSource プラグイン。
    • 内蔵フィルタ。
  • なお、64 ビット版の AviSynth としては、すでに squid_80 氏によるバージョンがあります。下記の「関連リンク」を参照。ただし、ベースとなっている AviSynth のバージョンが少し古いです。

注意

  • これは、AviSynth rev.2 プロジェクトによる正式なリリースではありません。
  • レジストリの書き換えを伴なうため、使用に際しては注意が必要です。もし試したい場合は、あらかじめバックアップを取ってから試した方がいいでしょう。もしくは、正式に 64 ビット版がリリースされるのを待った方が無難かもしれません。
  • あらかじめ AviSynth 2.5.8 をインストールしてから、オリジナル版の dll を配布されている dll ファイルに置き換えて使用します(詳細は、下記の「インストール手順」を参照)。

インストール手順

2010-04-02 0:13 追記: 以下の説明は、少し古くなっています。最新のインストール手順は、InstallationInstructions - avisynth64 - Project explanation and installation instructions. - Project Hosting on Google Code を参照してください。
  1. 64 ビット版 Windows を起動。
    • Vista 互換の Win7 SDK でコンパイルしているので、Vista でも 7 でも動作する。
    • XP の 64 ビット版については不明。
  2. 通常版の AviSynth 2.5.8 をインストール。
    • システムパスやレジストリの設定を行う。
  3. 64 ビット版の avisynth.dll を C:\Windows\System32 にコピー。
    • C:\Windows\SysWOW64\avisynth.dll は、削除したり移動したりする必要はない。
    • 念のため、オリジナル版をバックアップした方がいいと思います(筆者註)。
  4. 同梱されている 64 ビット版の DevIL.dll を C:\Windows\System32 にコピー。
    • これも、オリジナル版をバックアップしてからの方がいいと思います(筆者註)。
  5. 念のため、同梱されている reg ファイルを使ってレジストリキーを追加。
  6. この dll はプラグインディレクトリをスキャンするが、32 ビット版のプラグインとの互換性はない。
    • プラグインディレクトリをリネームするか、32 ビット版のプラグインを外に出してから試す。
    • 同梱されている DirectShowSource.dll もプラグインディレクトリに移動するか、LoadPlugin 関数で明示的に読み込む。
  7. 64 ビットプログラムおよび 64 ビットコーデックとのみ動作する。
  8. 内蔵フィルタはすべて機能する。
  9. 既存の AviSynth フィルタの 64 ビット版を書き、修正し、コンパイルする場合、コンパイラによって制限される。
    • Intel C++ Compiler: インラインアセンブラを理解し、アセンブラのブロックに当たったときは「Intel's Syntax」(VS2005 が解釈する)を使用する。
    • GNU C++ compiler: インラインアセンブラを理解するが、AT&T シンタックス(このやり方での移植を少し厄介にする)を使用する。
  10. 64 ビット版 AviSynth プラグインは、http://members.optusnet.com.au/squid_80/ から入手可能。
  11. フィードバック、問題、質問などを報告してくださいとのこと。
    • バグがあれば、サンプルのクリップとスクリプトも。

関連リンク

2010-02-18 0:19 追記

いくつかの外部ライブラリが不足していて利用できないとの報告があったため、更新されました。ソースと MT.dll もアップされています。

また、インストール手順などの説明が追加されていましたので、記事の内容も変更しました。

EEDI2 の 64 ビット版が、http://forum.doom9.org/showthread.php?p=1374836#post1374836 にアップされています。squid_80 氏のバージョンとの違いは、OpenMP ライブラリが静的にリンクされていることのようです。

2010-02-24 23:11 追記

http://forum.doom9.org/showthread.php?p=1376767#post1376767 に新しいバージョンがアップされました。

2010-02-28 1:01 追記(同 23:30 修正)

2010-02-27 付けで更新されました。http://forum.doom9.org/showthread.php?p=1374605#post1374605 から入手可能です。

以下、引用です:

http://forum.doom9.org/showthread.php?p=1374605#post1374605 より引用

New on 2/27/2010
RGB color conversions functional again
TemporalSoften functionality restored

2010-03-04 0:19 追記

http://forum.doom9.org/showthread.php?p=1379430#post1379430 に 64 ビット版 AviSynth のインストールを支援するバッチファイルがアップされました。turbojet 氏によるものです。

32 ビット版の AviSynth がインストール済みであるかをチェックし、プラグインディレクトリにファイルをコピー、そしてレジストリの登録を行う、とのことです。

レジストリの変更を伴うため、バックアップを取ってから実行するか、よくわからない場合は手動でインストールした方が無難かもしれません。

タグ:x64
posted by niiyan at 00:18 | Comment(0) | AviSynth | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。